コロナ禍の最中、身も心も疲れてしまってますね。
都心部から田舎に疎開する人もいたりして、戦時中のような緊迫感が漂っています。
オノ・ヨーコ著「グレープフルーツ」は終戦後の1964年に出版されていす。
オノ・ヨーコさんは第二次世界大戦の食料がなくなってくる中、小さな弟の元気がないのを見て、話しかけます。
「いちばん食べたいものは何?」
「おいしいお献立を考えましょうよ。私は豚汁とミートローフ、デザートはショートケーキ」
弟「僕はアイスクリームのほうがいいな」
戦時中の空腹が少し満たされた気分になったと。
オノ・ヨーコさんの作品はイメージ、想像することの大切さ、豊かさが込められています。
その後ジョン・レノンは「イマジン」で、「想像しよう。みんなが幸せにくらしていることを」と歌っています。この曲は「グレープフルーツ」にインスパイアされたものだ、と語っています。
緊急事態がいつ解除になるかわかりませんが、仕事も少し早く帰るようになり、いつもより時間にゆとりができています。そんなときにまた、ひっぱり出して読みました。
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山下